動的ページと静的ページの違いについて、SEOの観点からお話しさせていただきます。
動的ページとは、ユーザーの行動に応じて、サーバー側でプログラムを実行し、その結果を応答データとしてブラウザに送信するWebページのことです。一方、静的ページは、HTMLなどの固定的なコンテンツで構成され、ユーザーの行動に関わらず変化しません。
SEO担当者が動的ページについて理解しておく必要がある理由は2つあります。
1つ目は、Webサイト制作者とのコミュニケーションのためです。制作者が「パラメーター」などの専門用語を使った際に、その意味を理解していないと、信頼を失う可能性があります。
2つ目は、今日のWebサイトの多くが動的ページで構成されているためです。静的ページのみでは、情報化社会のスピードに対応しきれません。動的ページを活用することで、大量のコンテンツを高速に生成し、競争力を維持することができます。
WordPressは、動的ページを容易に作成できる無料のCMSです。Googleも、WordPressを使用したサイト構築を推奨しています。動的ページの代表例としては、Amazonが挙げられます。商品ページのURLには、データベースから引っ張ってきた情報を示す、一見無意味な文字列が含まれています。
ただし、最近のGoogleは、このような動的ページのURLも理解できるようになってきました。また、WordPressなどを使えば、URLをわかりやすい言葉に置き換える「リライト」が可能です。
SEO検定4級レベルの知識として、動的ページとパラメーターの意味を理解しておくことで、仲間や発注先とのコミュニケーションが円滑になり、自身の評価も高まります。また、WordPressなどの技術を理解する上でも役立つでしょう。